失明の危険も!コンタクトレンズ障害が増えています!

コンタクトレンズ 障害

コンタクトレンズを使っている人は、日本の全人口中何人ぐらいだと思いますか?ハードコンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズを合わせて、推定で1900万人にも上ります。そして、コンタクトレンズを使う人の、10~20人に1人が、目にトラブルを起こしていると言われ、その数は年々増加しているんです。

なぜトラブルが増えているのか

コンタクトレンズと言えば、視力矯正のための医療機器なのですが、最近ではファッション目的でカラーコンタクトを使用する人が増えています。カラコンはドラッグストアなどで簡単に買えるものもありますが、一般のコンタクトと同じで高度な管理を必要とする医療機器です。

正しい使い方をしなければ、目にトラブルが起こる可能性が非常に高くなります。

レンズを外さずに寝ていませんか?

黒目(角膜)は酸素が必要で、涙に含まれる酸素や空気中の酸素を取り込んでいます。

ハードレンズもソフトレンズも、最近のものは空気中の酸素を十分に透過するものが主流ですが、大切なのは「涙が絶えず交換される環境にある」ということ。

レンズを付けて瞬きをすると、レンズが上下に動きます。実は、この時に涙が交換されています。ところが、レンズをつけたまま寝てしまうと瞬きをしないため、涙の交換が行われずに角膜に傷がつく可能性があるのです。

ソフトレンズの方がトラブルが多い!

昔は圧倒的にハードレンズ愛用者が多かったのですが、現在はソフトレンズ愛用者が8割を占めています。でも、トラブルは圧倒的にソフトレンズの方が多いんです。

それは、材質の特性に原因があります。

ソフトレンズはハードレンズと比べて、タンパク質や脂質などの汚れが付きやすいため、細菌感染も起こしやすいのです。また、付け心地もいいことから、痛みがあっても気づきにくいことがあります。ハードレンズの場合、とても小さな埃が入っただけでも目が開けていられないほど痛みがでるので、すぐに外して洗うことができます。ところが、ソフトレンズの場合は、ハードほど極端に痛みを感じることがないのです。

実際にどんなトラブルが起きているのか

角膜上皮障害

コンタクトレンズ着用で起こるトラブルの中で、最も多い障害です。

【症状】
 ・角膜の上に小さな傷がたくさんできる
 ・軽い異物感
 ・目が開けられないような痛み
 ・充血
 ・酷くなるとむくみや潰瘍ができることも

治療は、レンズの使用を中止して目薬で治します。重症度に応じて内服薬が処方されることも。軽ければ数日で、ひどい場合は7日以上かかることもあります。

角膜感染症

傷ついた角膜が、アカウントアメーバという微生物に感染して起こります。

【症状】
 ・角膜の中心が白く濁る
 ・白目が真っ赤に充血する
 ・目の混濁とともに、非常に強い痛みが出る
 ・視力低下や失明することも

アカントアメーバは水回りに生息している微生物です。
レンズやレンズケースの洗浄が不十分だと微生物が繁殖して目に感染することがあります。

微生物はアカントアメーバだけでなく、緑膿菌やセラチア菌などに感染することもあり、この場合は潰瘍が急に現れます。

病原体に応じて様々な薬を使いますが、進行すると効きにくいことがあり、最悪の場合は視力低下や失明に至ることも。重症化した場合は、角膜移植が必要となります。

巨大乳頭結膜炎

レンズの汚れや刺激によって起こるアレルギーの結膜炎です。

【症状】
 ・上まぶたの裏側に白いブツブツ(乳頭)ができる
 ・目ヤニが出る 

目薬などで治療します。

コンタクトレンズの正しい使い方

医師の検査&処方を受けて購入する

ファッション感覚でカラーコンタクトを購入する場合でも、眼科で視力や角膜のカーブ、目の健康状態をチェックしてもらいましょう。眼科でレンズを試験的につけて動きなどの確認をし、その人にあったレンズを作ることが大切です。

使用時間&交換時期を守る

原則、起きている時間は着用しても大丈夫ですが、長時間使用は勧められません。夜は必ず外して寝ること。ウッカリ付けたまま寝てしまうということがないようにしましょう。

ソフトレンズには、1日使い捨て・2週間・1か月・従来型(1~2年)で交換するタイプがあり、それぞれの交換期間を必ず守りましょう。間違っても、ワンデーのレンズを続けて使用することのないようにしましょう。

レンズは毎日しっかりケアしましょう

コンタクトレンズの基本的なケアは、洗浄→すすぎ→消毒・保存です。

・石鹸で手を洗う
・レンズを掌にのせて、裏表をこすり洗いする
・レンズケースもこまめに洗浄して乾燥させる
・レンズケースは3か月ごとに新しいものと交換する
・定期的にタンパク質除去も行う
・レンズにあった専用液を正しく使い分ける

定期的に検査を受ける

コンタクトレンズを初めて使い始めた人は、コンタクト使用開始から1~2週間後に1度、その1か月後と検査を受け、それ以後は3か月~半年おきに眼科の検査を受けましょう。

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