原因不明の胃腸不良の正体は首こり?その原因と解消法について

首こり

血行不良が原因で首の筋肉が硬くなってしまう首コリ。自覚症状が無い人も含めれば、こっていない人の方が少ない首こりは、新国民病とも言われるほど問題になっています。その「首のコリ」が、実は内臓の不調に影響を与えていることをご存じでしょうか?ここでは、首コリと内臓の関係についてみていきましょう。

首コリになる原因

なぜ「首こり」になるのか。
それは、そもそも首の上に約5kgの頭が乗っているという構造上の問題があります。

首は、まっすぐな状態でも約5kgの頭を支えていますが、首の角度によって首への負荷が大きくなります。

首の角度と首への負荷

首の角度
首の負荷
0度
4~6㎏
15度
12㎏
30度
18kg
45度
22㎏
60度
27㎏

首の角度と温度の変化

ストレートネック

長時間のパソコン作業や、下を向いてのスマホ操作の時間が続くと、首の温度は20分後には急降下を始めます。それから1時間後には、首全体の温度が低下し、全身の血流が低下します。

首こりとは、この血行不良が原因で首の筋肉が硬くなり、僧帽筋などが緊張して縮こまることで血管が圧迫されて血流量が低下します。そして、血流量が低下すると、酸素が上手に運ばれなくなり、筋肉が緩まなくなり疲労物質が蓄積されていきます。この時に発生する痛みが首コリです。

首こりが原因で全身不調になる

特にコレといった原因が見当たらず、原因不明の体調不良が続いている。

・胃がもたれる
・食べたものがスッキリしない
・めまいがする
・だるい
・疲れやすい
・高血圧
・不眠

上記のような症状がある場合、その原因が首コリと関係していることがあります。特に、首こりが改善すると胃腸の調子も良くなることがあります。

首こりと内臓の深い関係

首こり 胃腸

首は脳と体をつなぐ大切な役割を果たしています。

首には脳から全身に指令を出す重要な神経や、脳から全身に栄養を送る太い血管が集中しています。首を下に向ける(うつむく)角度が大きくなればなるほど、脳への血流量が低下していきます。
血流量の低下に、筋肉の緊張が加わることで、首から脳へ繋がる大切な神経や血管が圧迫され、それぞれが正常に機能しなくなることで全身の体調不良へと繋がります。

簡単!首コリのチェック法

明らかに首がこっていると感じる人は、肩を動かさないようにして首をゆっくり左右に動かしてみると、動きの悪い方があると思います。正常の首の可動域は60度が目安ですが、可動域がそれより少ない場合は凝っている証拠です。

また、自覚症状はないけれど、実は首がこっているという方もいます。
是非、次に紹介する方法で首コリをチェックしてみて下さい。

・右手を左耳の上に置く
・左手を右肩の上に置く
・そのままゆっくり首を右に倒す
・右耳が左手につくかどうかをチェックする

この方法で、耳が手につかなかった人は、その逆側が凝っている証拠です。

首こり改善方法

首がこった時、首をグルグル回したり、首の後ろを揉んだり叩いたりしますよね。でも、実はコレが余計に首周りの血液循環障害を引き起こしてしまうこともあるのです。

首こりに効果的なのは「首の前」
首の前側には頸動脈という太い血管があるので、そこをカイロなどで温めることで効率用体を温めることができます。

また、首の前側には、脳から腹部(内臓)まで伸びている迷走神経が通っています。
迷走神経は副交感神経の一部で、首周辺の温度が上昇すると、副交感神経の働きが活発になります。

副交感神経には、体を安静にさせたり胃腸などの動きを良くする作用があるので、首の前を温めたり揉んだりすることで、迷走神経の働きが良くなり、胃腸などの内臓の症状が改善されることに繋がります。

お風呂で首の周りを温める

お風呂に入る前に、胸鎖乳突筋の上下2か所に、皮膚から10㎝以上離して3秒ずつドライヤーで温めます。それからお風呂に入り、顎までお湯に浸かって温めましょう。

あらかじめ、ドライヤーで胸鎖乳突筋を温めておくことで、首の奥までしっかりと効率的に温めることができます。

※胸鎖乳突筋とは
  首を横に向けた時に、鎖骨の先端から耳の下に斜めに伸びる筋

首の前側をマッサージする

・肩を動かさずにしっかりと右を向く
・鎖骨の先端から耳の下に伸びる胸鎖乳突筋を出す
・鎖骨と胸鎖乳突筋のぶつかる場所を、筋の後ろ側から親指で押す
・筋に沿って上に移動しながら、指の腹で円を描くようにマッサージ

これをお風呂に入っている時にすると更に効果的で、1日1回片側1分ずつ行いましょう。
首の筋肉はこる癖がついているので、毎日繰り返し続けることがポイントです。

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