腰痛の原因は肥満だった?改善のカギは筋肉コルセット

肥満と腰痛

日本人の国民病と言われている「腰痛」。特に、中高年の間では、悩みのトップに踊り出るほど。(ちなみに、2位は肩こりで、3位は肥満です。)中高年トップの悩みである腰痛、この原因が「肥満」と深く関係しているんです。腰痛を治せば肥満も解消、肥満が解消されれば腰痛も治る。この一石二鳥の関係をみていきましょう。

筋力の不足が腰痛の原因に

ちょっとした実験をしてみました。

引っ越し業者で働いているスラッとした男性Aと、腰痛持ちの肥満体型の男性Bに、10㎏の荷物を持ったまま階段を降りて運ぶ作業をしてもらいました。

男性Aは、スッと背筋を伸ばした状態で荷物を持ち運び、男性Bは、こわごわ荷物を持ち上げ、階段は猫背の後ろ向きで持ち運びました。

この2人の決定的な違いは、「筋肉量」です。
男性Aは、内臓脂肪が少なく筋肉が多かったのですが、男性Bは、内臓脂肪がとても多く筋肉は非常に少なかったのです。

すなわち、何かの動作をするうえで非常に重要となる体幹の筋肉が、肥満の人は非常に少ないのです。体幹の筋肉が弱いと、脊椎のS字カーブが崩れて骨盤が前に倒れてしまい、腰に負担がかかり痛みが生じます。これを「腰痛型肥満」と言います。

腰痛 都道府県ランキング

【腰痛が少ない都道府県ランキング】
  1位:神奈川県
  2位:千葉県
  3位:埼玉県

【腰痛が多い都道府県ランキング】
  1位:高知県
  2位:鹿児島県
  3位:長崎県

このランキングは、「腰痛と筋肉量の密接な関係」が現れている結果です。

腰痛が少ない3県に共通するのは、ベッドタウンであること。
長時間の通勤通学で、電車の揺れによって自然と体幹が鍛えらえて、結果腰痛の予防になっています。

逆に、腰痛が多い3県は車での移動時間が長く、体幹が鍛えられていない特性があります。
このように、腰痛は筋肉量、すなわち肥満と深い関係にあることが分かります。

腰痛型肥満、負のスパイラル

お腹が出てきたなぁ~。
生活習慣病になったら怖いから痩せないと。

そうだ!ジムにでも行って運動しようか!

いや、腰痛が悪化したら嫌だから出来ないな・・・。

このように腰への痛みを気にして、肥満の人は運動不足になりがちです。それによってお腹がが出てくると、脊椎も前の方に引っ張られて腰が反り、腰への負担がさらに多くなります。

腰痛が肥満を引き寄せ、肥満が更なる腰痛を招くという【腰痛型肥満の負のスパイラル】に陥ってしまうのです。

腰痛持ちでもできる体幹トレーニング

腰痛が悪化するのが怖くて運動ができないのなら、腰痛持ちでもできる運動をすればいいんです。それが、体幹トレーニングです。

体幹とは、筋肉のコルセットのようなもの。
体幹トレーニングで、内側と外側の筋肉を鍛えて、自分の体の中に、筋肉コルセットを作り上げます。筋肉コルセットが出来上がると、脊椎が正しいカーブに戻り、腰痛が軽減されます。また、トレーニングすることで代謝もあがるため肥満改善にもつながります。

体幹が弱いと腰痛になるだけでなく、猫背になったり、肩こりや頭痛・手足がしびれる等の症状が出ることもあります。

自分の体幹をセルフチェック

マットや座布団など柔らかい物の上で、3秒かけて両手を前に、片足を上げて10秒キープする。

これでふらついた場合は体幹が弱い人です。

ドローインで腰痛対策

腰痛持ちで、体幹が弱い人にお勧めの体幹トレーニングは、腹圧を高めるドローイングです。

腹圧が強い人は、姿勢が良くてお腹も出ません。
逆に、腹圧が弱い人は、お腹が出て脊椎がゆがみ腰に負担がかかります。

そこで、腹式呼吸で筋肉を広げたり閉じたりするドローイングで、腹部の筋肉を刺激して鍛えます。それでは早速、トレーニング方法をご紹介します。

1. 仰向けになって膝を立てる
2. 3秒間鼻で息を吸いながらお腹を膨らませる
3. 3秒間口で息を吐きながらお腹をへこませる
4. 10回1セット、1日3セット行う

どこの筋肉を鍛えているかをイメージしながら行いましょう。
腰痛持ちの人は寝てからするのがポイントです。
腰痛持ちでない人は、立っても座ってもいつでもどこでも出来るので、気づいた時にドローイングで体幹を鍛えるといいですね。

このドローイングで筋肉コルセットが出来上がり、腰痛が改善されてきたら、ジョギングなどの有酸素運動や他の体幹トレーニングを取り入れて肥満対策をしましょう。

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